新山達 先生作の劇、のらねこストーリーのイラストです。本にも載っているようで、演じられた方も多いのではないのでしょうか？ちなみに初代のらねこストーリーの主人公と、トラネコのリーダーを演じられた方は女性なのですが、とても格好良い掛け合いだったのですよ。

軽くストーリーを紹介すると、(☓ エビフライちゃんを取り返すためにがんばる猫の物語) 路地裏に住むトラネコとクロネコは互いにいがみあう仲でした。
ですが、仲間が人間に捕まったことにより共同戦線をはり…といった感じでございますです。

この劇は細かいところまでよく考えられています。
例えば、追いかけてくる人間を猫(トラネコとクロネコの共同戦線)がかく乱するというシーンがあるのですが、
舞台の前後の奥行きを利用して、人間の影は大きく、ネコの影は小さく見せて大きさの差を表現したりなどしてありました。

また、劇の台詞なのですが、役者が考えて変えていって良いという事だったのですね。
なので、最初の台本と最後の台本は、内容がまた変わっていたりするのです。進化する劇ですね。
※エビフライ "ちゃん" というニュアンスもそこから生まれたものだったりします。

上にも書きましたが、初代の主人公を演じられたのが女性(女子)だったということを知らない方は多いのではないでしょうか。
トラネコのリーダーも同じく女性(女子)が演じられまして、それはそれはとても格好良い掛け合いだったでございましたです。

個人的にこの劇のイラストは描きたいと思っていましたです。そう思ってから少し時間がたちましたが、描けて良かったです。

のらねこストーリーに何かしら思いのある方がいらっしゃいましたら、コメントなど頂けるととても嬉しいです。