SAINTS ROW 2 PC版。とてもおもしろいゲームなのですが、移動中にラグるという悲しい仕様が。そのラグは、MAPの読み込みの際に発生しているようです。
そこで前回の記事では、安価なSSDをゲーム用ドライブとして使うことにより、ラグが減少するかを検証してみました。

今度は、ちょうど私のパソコンを再インストールしようと思っていたので、SSDをRAID 0(ストライピング)にして試してみました。

なお、構成は

・OS用ドライブ：HDD（HITACHI 1TB SATA AHCI)
・ゲーム・アプリ専用ドライブ：SSD(BUFFALO SHD-NSUM60G x2 RAID 0) ※リンク先には、30G・60G・120Gが混在しています

というような感じです。

SSDは、今までのHDDと違って読み込み機構が無いため、読み込みが早いという利点があります。
しかし、反面安価なSSDには書き込み時に一時的にフリーズするという不具合(通称プチフリ)がありました。
そこで、OSにはHDDを。ゲーム・アプリ用ドライブとしてSSDを使いました。

さらに今回はRAID 0(ストライピング)を設定。
RAID 0とは、2台以上の記憶装置を使って稼働することにより、読み込みや書き込みのスピードを上げます。
そのかわりどれか1台でも壊れたらデータが全部おじゃんという弱点があります。
それもふまえて、大事なデータやOSはHDDの方に格納しています。

RAID 0の設定ですが、ストライプサイズは８KBで、RAID機能はマザーボード(ASUS P6T)に搭載されているものを使用しました。
※PCI-EX用のRAIDカード、玄人志向の SATA2RI2-PCIe も試したのですが、遅くて使い物になりませんでした…これはRAID 1用ですね…

CrystalDiskMarkで計ってみたところこんな感じです。
ただ、これはもうすでにソフトをインストールして動かしている状態なので、空の状態ですともうすこし良いスコアがでてましたです。


さてSAINTS ROW 2を起動してみました。
そしてプレイ。

んー…今度はラグる回数も減ったかなという感じですね…完全には無くなりません。
ですが、正直ゲームとしてはもうこれで十分ではないかと思います。


以下、まとめてみました。

・SAINTS ROW 2がラグるのは、主はにSAINTS ROW 2のインストールしたドライブの遅さが原因。

・でもOS用のドライブにも関わりがある。

・OS用のドライブがHDDの場合、IDEだとかなりきつい。SATAのAHCIモードで使用が望ましい。

・SAINTS ROW 2のインストールドライブはSSDが望ましい。ゲーム用だけなら、安価なSSDでOK。読み込みは早いもののほうが良い。※RAMドライブでできれば最高ですが、現状ではなかなか難しいかと。

・SSDをRAID 0にするとなお快適に。ストライプサイズには注意。2台なら8KB、3台なら4KBが最適との声が。

・設定の中の、映像→モーションブラー は切ったほうがよさそう(環境差あり)。ラグ＋ブラーはまさに目隠し。

・Steamのフォルダごと別ドライブにコピーすることにより、そのドライブでゲームを稼働できる。速度のチェックに便利。

・玄人志向の SATA2RI2-PCIe は遅かった…マザボのオンボードRAIDのほうが高性能な可能性が高そう。

(補足)・たぶんOS用ドライブもSSDならさらに快適に。しかし安価なSSDをOS用ドライブにはまだしないほうがよさそうな…


といった感じです。
安価なSSDをゲーム・アプリ用に使うという使い方は、広まっていくような気がしますです。
次機会がありましたら、OSもSSDでレポートしてみようと思います。