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  • 2008/08/08 No:78
    インターフェイスについて考えてみる(1) :電話で説明できるインターフェイス
    昨今、iPodやiPhoneの登場や、色々な年代の色々な方がパソコンを使うようになったりしたりで、UI(ユーザー・インターフェイス)の大切さが注目されるようになりましたです。
    私は今は独立して自営業をやっているのですが、仕事でCMS(コンテンツ・マネジメント・システム)などを作ったりする時に、そのインターフェイスを作る課程で気をつけていることがありますです。
    それは、「電話で説明できるインターフェイスにすること」です。

    私が作ったCMSやブログエンジンは、業務上色々な方が使います。
    それは、コンピューターに慣れている方から、慣れていない方、若い方から年配の方まで。
    で、そうなると何かお問い合わせを受けた際に、お電話でサポートすることも多いのですね。

    メールやメッセンジャーがあれば伝えられることも、電話で声だけで説明するとなると、案外難しいです。
    例えばボタン。ボタンに名前が文字で表示されているなら簡単ですが、絵(アイコン)…しかも何を表現しているのかわかりにくいアイコンの場合、とたん説明は難しくなります。

    んで。そんな私が良くできてるなーと思うのが、WindowsXPのインターフェイス。

    左下にもちゃんと「スタート」って書いてありますし、よく使うボタンとかは文字と一緒に表示されているのですね。
    iPhoneやiPodよりも複雑になりがちなパソコンのインターフェイスで、よく考えられていると思いますです。

    …なのに。

    Windows VistaやOffice2007は、一体どうしてしまったのでしょう。
    ↓とくに、これ。↓
    \"officeボタン…らしいです\"


    なんでしょうか。おまんじゅうでしょうか。
    これは、office2007で、左上に鎮座しているボタンです。これを押さないと出来ない操作もあります。

    一応正式名称は「Officeボタン」というらしいですが、私はこれが「Officeボタン」だとは解説を見るまでわかりませんでした。
    「左上のボタン」と言われても、そもそもボタンに見えません。やっぱりおまんじゅうです。
    人に説明する際に困りました。結局、おまんじゅうのようなもの と言ったら一発で相手には通じましたが。
    VistaもOffice2007も進化してる所がたくさんあると思いますが、このおまんじゅうだけはどうにかならんもんでしょうか。

    なにわともあれ。声だけで相手に説明できるインターフェイスにしておくと、使う人もわかりやすいし、後々のサポートがとても楽になりますよ、ということでございましたです。
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