昨今、iPodやiPhoneの登場や、色々な年代の色々な方がパソコンを使うようになったりしたりで、
UI(
ユーザー・インターフェイス)の大切さが注目されるようになりましたです。
私は今は独立して自営業をやっているのですが、仕事で
CMS(コンテンツ・マネジメント・システム)などを作ったりする時に、そのインターフェイスを作る課程で気をつけていることがありますです。
それは、「
電話で説明できるインターフェイスにすること」です。
私が作った
CMSやブログエンジンは、業務上色々な方が使います。
それは、コンピューターに慣れている方から、慣れていない方、若い方から年配の方まで。
で、そうなると何かお問い合わせを受けた際に、お電話でサポートすることも多いのですね。
メールやメッセンジャーがあれば伝えられることも、電話で声だけで説明するとなると、案外難しいです。
例えばボタン。ボタンに名前が文字で表示されているなら簡単ですが、絵(アイコン)…しかも何を表現しているのかわかりにくいアイコンの場合、とたん説明は難しくなります。
んで。そんな私が良くできてるなーと思うのが、WindowsXPのインターフェイス。
左下にもちゃんと「スタート」って書いてありますし、よく使うボタンとかは文字と一緒に表示されているのですね。
iPhoneやiPodよりも複雑になりがちなパソコンのインターフェイスで、よく考えられていると思いますです。
…なのに。
Windows VistaやOffice2007は、一体どうしてしまったのでしょう。
↓とくに、これ。↓
なんでしょうか。おまんじゅうでしょうか。
これは、office2007で、左上に鎮座しているボタンです。これを押さないと出来ない操作もあります。
一応正式名称は「
Officeボタン」というらしいですが、私はこれが「
Officeボタン」だとは解説を見るまでわかりませんでした。
「左上のボタン」と言われても、そもそもボタンに見えません。やっぱりおまんじゅうです。
人に説明する際に困りました。結局、おまんじゅうのようなもの と言ったら一発で相手には通じましたが。
VistaもOffice2007も進化してる所がたくさんあると思いますが、このおまんじゅうだけはどうにかならんもんでしょうか。
なにわともあれ。声だけで相手に説明できるインターフェイスにしておくと、使う人もわかりやすいし、後々のサポートがとても楽になりますよ、ということでございましたです。